株式会社二期リゾートでは、全国に広がる二期リゾートのホテル、レストラン、その他の事業所全てにおいて、全ての社員が、全てのお客様に、常に「二期らしさ」のあるおもてなしができるよう、創業者の哲学・思想を二期リゾートのビジョンとして明文化し、全社的な企業理念の共有に取り組んでいます。
【二期リゾートのビジョン】
1986年、栃木県那須の地にわずか6室の小さな宿として創業した「二期倶楽部」は、ホテルの機能性と日本のおもてなしの融合を目指し、旅館でもないホテルでもない新しい宿泊施設づくりに取り組んできました。そして、今や、日本に数少ない本物のリゾートとして全国的に知られるようになりました。この「二期倶楽部」こそが、二期リゾートの出発点であり、将来に亘って二期リゾートが手がけるあらゆる事業の核となる存在です。
二期倶楽部の「倶楽部」は、フランスのサロン、あるいは、英国のティーハウスやジェントルマンズ・クラブなど文化の香がする小さな社交場のイメージを持って名付けたものです。西洋のホテルの機能性と日本旅館の持つホスピタリティを兼ね備えた、しかも、サロン的要素を持ったこれまでにない形の宿泊施設、それが二期倶楽部であり、二期のもてなしとは、古来引き継がれてきた伝統的な所作や立ち居振舞いを通して、その奥に潜む日本の精神、その裏にある日本文化を表現していくというものです。
いつの時代にも、人が集まるところに情報が集まってきます。サロン的要素とは、二期倶楽部が、単に食事をしたり泊まったりする施設であることにとどまらず、人々が集い、情報を交換し、発信するメディアとしての社交場の機能を持つという意味です。それゆえ、二期のサービスとは、単なるサービスを超えた「もてなし」であり「社交」でもあるわけです。
二期倶楽部の施設としての形は2003年の東館開業によってほぼ整いました。今後は、より一層サービスとホスピタリティの質を磨き、外資的な理にかなった部分に日本的な良いものを重ね合わせつつ新しい日本のホテルスタンダードを構築するとともに、伝統的な宿屋としての色気と気配を色濃く残す、オリエンタリズムではない本物の日本の精神に根ざした、日本人の手による、新しい日本のホテルの創造を目指します。
ホテル事業と並んで二期リゾートが取り組んできたものに、二期の食文化の原点とも言える「由庵」を中心としたレストラン事業があります。生産者の顔が見える安全な食材、プロの料理人の確かな技術によって裏付けされた料理の味、そして、美的なプレゼンテーション、これが、二期リゾートが一環して追求してきた食のテーマです。この「二期倶楽部」創業以来のこだわりが、「食は命」「内なる美の追求」という2つのキーワードに込められています。また、「由庵」以降、二期のレストランは「上等な普段」という3つ目のキーワードを掲げ、それぞれの店が個店としての顔を大切にする単なるチェーン店とは一線を画した個性的な店づくりを進めてきました。二期リゾートのレストランは、今後もこの基本理念に沿って、伝統に根ざしながらも、その時々の「今」が見える斬新な料理と店を提案し続けることで、日本の食文化の発展と普及に貢献します。
二期リゾートは、これまで直営事業で培ってきた自社ノウハウとブランド力を活かし、外部からの業務委託や運営受託も手がけてきました。これからも積極的にチャンスを捉えて、こうした事業はもとより、自社の持てる知的・人的資産を活用しつつ、企業としての可能性を広げる新規事業に果敢にチャレンジし、新たな事業収益の柱を育てることにより企業基盤の充実を図り、社員の働く場とキャリアアップの機会を提供します。
こうした発展の過程において見失ってはならないのが、「二期らしさ」とは何かということです。「二期らしさ」とは、ひとことで言えば、「美しくあること」です。それも、見かけだけの美しさではなく、心ばえの美しさも含めた美しさを追い求めます。そして、ここで働くひとりひとりが美しくなることで、心映えの美しい人が美しい商品を創り、美しい形でお届けすること、それが、これまでも、これからも、ずっと変わらぬ二期リゾートのコンセプトです。そこに、小さくてきらりと光る美しいもの、凝縮された時間、二期の理想とする古き良き日本人の心といった思想と哲学が込められているのです。
二期リゾートでは、常に、この「二期らしさ」にこだわって、ブランドとしての価値を磨いて来ました。今後、企業としての二期リゾートがどんなに大きくなろうとも、ブランドとしての二期が目指すかたちは、大きなひとつのブランドではなく「きらりと光る小さなブランドのコレクション」です。そして、これからは、東洋の伝統や思想に根ざした東洋発の世界ブランドを目指します。
西洋的な思想が「自然を征服」しようとするのに対し、東洋的な思想は「自然と共生」しようとします。そして、「思想を形にしようとする」のが西洋のアートなら、「素材の持つ性格を大事にするというプロセスによってできたもの」が東洋人のアートです。二期リゾートは、こうした東洋の伝統に倣い、世に送り出すものすべてについて、うわべではなく本質を見極め、結果ではなくプロセスを大切にしながら、美意識、精神性に支えられた、上質感のある独自性にこだわり続けます。また、それがたとえ1杯のコーヒーでもけっして品質に妥協することなく、二期ブランドに見合うハイクオリティの商品・サービスを提供し続けます。
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